本文へスキップ

電話でのお問い合わせは
TEL(023)645-7555

〒990-0853 山形県山形市西崎62番地山形市立第二中学校内

中体連概要
..........
あいさつ
山形県中学校体育連盟
会長 坂上 一美
 令和5年度第29代会長を仰せつかりました。山形県中学校体育連盟は、心身共に健康で調和のとれた中学生を育成するために広く体育・スポーツの機会を提供し、競技力向上と生涯にわたりスポーツに親しむことができる生徒の育成を推進しています。私自身のこれまでの部活動顧問としての経験や県中体連役員、教育行政で培った知識を活かして、県中体連の発展に微力ではありますが頑張りますのでよろしくお願いします。
 3年を越える新型コロナウイルスへの対応も、感染症法上の位置付けがようやく5類へ引き下げられ徐々に学校教育活動も平時に戻りつつあります。コロナ禍では教員一人一人がその時々に何ができるかを必死に考え、様々な制限がある中でも生徒たちが発表できる場の提供に力を注いできました。令和4年度の厳しい中での本県中学生の活躍として、全中スキー大会でのクロスカントリー女子フリー福原中大場さんの優勝、JOCジュニアオリンピックカヌーカナディアン男子シングル西川中伊藤くんとスプリント女子カヤックフォア河北中の優勝など、私たちに元気と勇気を与えてくれました。更なる大きな成果は、庄内地区を会場とした全中サッカー大会を成功裏に開催できたことです。サッカー専門部の先生方はもちろん庄内地区の先生方、補助員の生徒たち、そして県及び地区サッカー協会の皆様に多大なるご尽力を賜りましたことに改めて感謝申し上げます。
 さて、学校教育を取り巻く環境と言えば人口減少に少子高齢化の進展、経済や社会のグローバル化と急速な技術革新に伴うスマート化など大きく変化しています。特に部活動に関しては、部員数の減少や学校単独で大会出場できないチームの増加、併せて教員の働き方改革など将来に向けた継続的な部活動運営が難しい状況です。こうした課題に対して、国は令和4年6月に部活動の地域移行に関する方針を発表、日本中体連でも引率・監督要件の緩和・合同部活動の導入、そして、今年度からは参加資格の特例として地域クラブ等からの参加も認めたところです。ただ、これまで部活動が果たしてきた教育的効果や生徒たちにとって大切な居場所であるという役割からすると部活動の改革は容易でないことは明らかで、当初令和5年から3年間を改革の「集中期間」としていたものが「推進期間」に修正されるなど、今後も混乱することが予想されます。県中体連としては、生徒一人一人が自分の好きな競技に参加し喜びを感じられるように、また教員の負担を少しでも軽減できるような環境整備ができるよう様々な課題に、真摯にかつ柔軟に取り組んでいきますので、これまで同様、皆様からのご理解とご協力をお願い申し上げ、挨拶といたします。